電源ユニット故障、交換

メインPC

一週間ほど前、メインPCの電源が入らなくなりました。電源ボタンを押しても一瞬電源ランプが点灯するだけで、ハードウェアの起動なし。押しっぱなしだと数秒おきに、やはり一瞬点灯するだけで、よく見るとその瞬間に弱々しくファンが回転するような状態でした。
この状態から、8割方電源の異常であると推測できたので、電源ユニットを交換し復旧。750WのATX電源(以前のは600W)でちょっと安心ですが、2台目の筐体になる少し前、つまり2年ちょっと前に交換したにしては寿命が短すぎたような気がします。
はっきりした原因は分かりませんが、ホコリがけっこうたまっていたことが関係しているのではないかと思います。今の筐体は電源ユニットを底面におけることが一つのウリになっているようなのですが、この構造だと電源ユニットにホコリを吸い込みやすいのかもしれません。
筐体全体としてのエアフローはものすごく良いのですが、吸い込みファンが底面に来るように配置すると床のホコリをみんな吸ってしまうような気が。電源ユニット逆付けした方が良いのかな?でもそうすると、外側に接する4つのファンのうち3つが吐き出し側になってしまってアンバランスかも…?

オリンパス TG-1

会社としては不安なオリンパスですが、カメラの水中対応としては相変わらず最もがんばっているメーカーです。ここしばらく、そのカメラ自体も今ひとつな状態が続いていましたが、そのオリンパスが久しぶりにToughシリーズで意欲的なモデルTG-1を発表しています。
来月発売予定ですが、いくつか注目しておきたい点があります。

  • 屈曲系でF2.0

レンズがコンパクトであることは、水中では地上よりもかなり重要な要素です。しかもズームでレンズが動かないことは絶大なメリットです。防水プロテクターPT-053(TG-1用)も、幅153mm×高さ110mm×厚さ78mmと、PT-052(TG-820など用)の幅145mm×高さ111mm×厚さ74mmと大差ない大きさにおさめられています。

  • 耐水深度12m

数m程度の防水機能のあるカメラではまだそのままSCUBAダイビングでは使えないと甘くみていましたが、各社は耐水深度をじわじわと引き下げ(上げ?)つつあります*1。12mとなると、(PADIでいうところの)SCUBA Diverカード保持者がプロを伴ってSCUBAで潜れる最大水深です。
次の目標は18mということになるでしょう。そう遠くない将来、40mくらいまでカメラ単独で特別なメンテナンスなく潜れるカメラが出てくるのでしょうか。

  • バッテリー

残念ながら専用の新しい型の電池(LI-90B(4.6Wh))を使うようです。どのメーカーでも電池は単三型電池に統一して欲しいです。
手元にあるμ720SW(LI-42B(2.7Wh)使用)は水中でのバッテリーの持ちが非常に悪く、この面であまり実用的とは言えませんでした。やや大きめの電池を使うTG-1では350枚撮影可能となっていますが、水中ではどうでしょうか。
またGPSセンサーを内蔵しているようですが、水中使用ならまず最初にoffにすべき機能でしょう。

  • 残念な点

これだけの特徴を持ちながら、静止画はJPEGしか撮れないというのは残念です。また、無意味な画素数競争はだいぶ収まってきた感がありますが、それでも1200万画素はオーバースペック(無駄にデータが大きい)と考えられます。
撮影モードもPとiAUTOが中心で、コントロールできる要素は少なそうです。この点はまだこのカメラが「お手軽カメラ」の域を出ていないことを表しています。

*1:12mをすでに実現しているカメラとして、ペンタックスOptio WG-2があります。

八重山1日目

振り向けばそこにいる

早朝、那覇から石垣島へ移動しました。今日から3日間は八重山です。8時過ぎには石垣空港へ着きますので、1日も空けることなく潜ることができます。
久しぶりに潜った石垣島ですが…、聞きしに勝るオニヒトデ害の実態。あるポイントではほとんどのサンゴは食い尽くされ、さすがのオニヒトデももう食うものがないという状態になっています。その結果、モヨウフグやケショウフグのような、比較的大型のフグが繁栄するような結果になっています。ある意味末期症状ですね…。
こんなポイントでは危なくて、中性浮力に不安のある初心者は潜らせられないでしょう。穴をくぐったら出口の壁にもオニヒトデという状態です。
慶良間でいくらオニヒトデ大発生と騒いでいても、石垣のは発生密度が一桁違うような雰囲気です。

これは久々に…

気になるニュース*1
もう少し詳しく知るためには別の記事を探してみたい。「ボンベ」とか「60mで28分潜水可能」とか、SCUBAダイビングに明るくない記者の記事っぽいです。

*1:テレビ朝日「なぜ全員の空気残量ゼロ?潜水士3人死亡の原因は」http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220318019.html

ベースギター、キター

5弦に移行

ベースギターを弾き始めてしばらく経ち、最近5弦を弾きたくなってきたことと、右と左くらいは分かるようになって割と目立つデッドポイントがとても気になってきたこと、そして、そもそも今までの楽器を選ぶときに何も考えていなかった(リースをそのまま購入。初めての時はそんなもんだと思いますが)こともあって、ここ2〜3ヶ月の間、週末ごとに都内の楽器屋さんへ行ってはよだれを流すということを繰り返していました。

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年末年始の座間味

もうだいぶ時間がたってしまいましたが、この年末年始にも座間味島水中写真を撮っておりました。
先月入賞した写真の賞品というのが一応あって(年々縮小しているようではありますが)、それは今月末の内地でのイベントの時にいただけるとのことです。

目の間隔と大きさと性格

動物はどうやって自分の大きさを認識しているのでしょうか。地上の動物なら、手や足があって自由に姿勢を変えられるものも多く、ある程度自分の姿を見ることができます。でもウツボやウミヘビなどを除くほとんどの魚には、たぶんそれはできませんね。
何の科学的根拠もない自説としては、魚にとって目の間隔(左右の距離)が自分の大きさを認識するほとんど唯一の方法ではないかと思っています。
目の間隔とは違いますが、陸上の動物については、肉食/草食という分類で大まかに肉食動物は獲物を追いやすいように目が正面向きに近く、草食動物は逃げやすいように目が側面向きに近いという傾向があるようです。しかし魚の場合は肉食かどうかを問わず、正面向きの目は少ないような気がします。
そうなると、魚の場合は体幅が目の間隔とおよそ同じ傾向を持っていると仮定できるかもしれません。同じ体積であれば、顔が大きくてより寸胴な魚の方が、長細かったり体高が非常に高い魚より自分を大きく感じている可能性があります。
難しいのは「自分を大きいと思っているから肉食/貪欲」とは限らない点です。これらの仮説からすると、シュモクザメが凶暴でヘラヤガラやツバメウオがおとなしいのは理解できますが、長細いオニカマスが貪欲で目の間隔が広いジンベエザメがおとなしく、フグの類が肉食であってもだいたい臆病なのはぜんぜん違います。そういえば、フグの仲間はだいたい肉食ですがあの目の付き方は陸上でいうと草食動物のものですね。
というわけで、魚では目の間隔で体の大きさが何となく分かったとしても、それと性格とは一致しないし、肉食かどうかともあまり関係がないようです。水中ではどちらかというと口の大きさや歯の構造で性格まで決まっているような気がします。