金メダルラッシュが楽しみ

またまたオリンピックの季節がやってきました。そして、すでに半分くらいの日程が終了しています。
毎回「参加することに意義がある」の精神(そんなのは参加したくてもできなかった人に失礼だと思う)を明確に否定し「オリンピックは結果がすべて」と捉えているている私は、メダルの個数にはけっこう注目しているのですが、現地時間の8月2日(木)までで日本代表は金2、銀6、銅11、合計19と、総数で見ればまあまあの経過だと思われます。しかし、あからさまに金メダルが少ないことに気づきます。ほとんど唯一の日本発祥の競技である柔道で(途中ですが)金1というのは、正直なところ寂しい状況ではないでしょうか。
よくよく考えてみれば、金・銀・銅メダルの総数というのは、柔道を含めた銅が2つある格闘技と、2位同着で結果として銀が2つになる場合を例外として同じ数が用意されているはずです。
そこで、日本人はやっぱり「2位ではダメなんですか」精神でいつも詰めが甘く、特に金メダルを獲れない性質があるのかというと、長い目で見ればそうでもありません。過去のオリンピックの歴史で日本代表が獲得してきたメダル数を合計した資料を見ると、金・銀・銅メダルの数はかなり均衡しています。比較的最近で日本代表が好調だったアテネオリンピックのように、金16、銀9、銅12、合計37と、むしろ金メダルを多く獲った*1場合もあるのです。
つまり統計的な観点からいうと、今回のロンドンオリンピックではここから怒濤の金メダルラッシュが待っている…とも考えられなくはない?
楽しみにしています。

*1:ただしこのときの金メダルの内訳は柔道が半数の8個を占めており、今回いかに苦しい状況であるかも分かります。