新石垣空港オープンまであと2日

になりましたね。2日には開港式、3日には内覧会が開催され、一般に公開されたようです。地元推進派の方にとってこの30年以上はさぞ長い道のりだったことでしょう。
案の定というか、せっかくのwebサイトもFacebookページも、開設直後以降ほとんど更新されていないようですが…
http://www.ishigaki-airport.co.jp/
https://www.facebook.com/painushima
正式名称は、とりあえず「新石垣空港*1愛称は「南ぬ島石垣空港」。ところで、のぼり旗や各種広報メディアにはほとんどふりがなを振っていないようですが、どれだけの人が読めると考えているんでしょう。
この空港のオープンにはメリットもデメリットもあると思います。
非島民からみた場合の最大のメリットは、島外各地から島までの交通が便利になり、特に島から本土向けの直行便が飛べるようになって帰り便の選択肢が増えることと*2、加えてLCCが参入することによる実質的な運賃低下*3が見込めることです。何しろ片道6万円の運賃(正規)では、観光客が島に落とすお金へのしわ寄せも絶大なものになってしまいますから、これは大きいでしょう。
逆に島から島内各地への交通にとっては、ほとんどのケースでデメリットとして現れます。今までは徒歩圏内だった石垣市街でも、新空港からは30〜45分と圧倒的に遠くなります。つまり、本土への帰りの便が途中を経由しなくなったとしても、その短縮分(約1時間)を空港〜市街の往復分でまるまる使い切ってまだ足りないような不便さです。今や日暮里〜成田空港が36分という時代なので、この所要時間が島内移動にとっていかに長いものかという話です。
このように新空港の効果として想定できることは両面あるわけですが、メリット面には上記以外にも安全性や天候の影響の抑制などもあるわけで、今後も観光と自然保護の両立をうまく図りながら発展してくれればよいな〜と思うわけです。

*1:いずれは「石垣空港」に改称される可能性が大きいので「とりあえず」です。

*2:例えばJTAの夜発の羽田行き直行便、ANAは3/31から羽田往復便に270人乗りの767-300を導入

*3:ビーチの関西までの直行便