行くとこまで行くとは?

電車の中という空間は面白いもので、私のような電車通勤のサラリーマンは毎日のようにほぼ一定時間以上、その中で過ごさなければならないわけです。そこでは中吊り広告の疑わしい情報に溺れつつ、不特定多数の人が出入りするのを何事ともなく眺め、心の中である時は同情したり、またある時はあざ笑ったりしているわけです。
今日は最近あまり見かけなくなったが一時期「ヤマンバ」と呼ばれて一世を風靡したファッションの若い女性2人組を、残念ながら見かけてしまいました。彼女らが気色悪いのは見た目だけではなく、その妙に通る大きな声での内容のない会話を聞いていると、どうもろくに風呂にも入っていないようなのです。
モラル(知能?)低下の話題でよく「電車の中で化粧する女」が引き合いに出されますが、書き忘れていましたが土曜日に電車の中で凄い者を見ました。それは何と「電車の中で髭を剃る男」です!ほとんど席が埋まるほどの人が乗っている電車に乗り込んで座り、徐にシェーバーを取り出し堂々と髭を剃り始めるではありませんか!今の世の中ではこれ、普通のことなんでしょうか?彼は周囲の白い失笑をまったく気にすることもなく、丁寧に剃り終えた後2〜3駅で堂々とお降りになりました。
人前で白昼 抱き合ったり、キスをするのは日常茶飯事になりつつある今日、その程度のことで「行くところまで行った」とは言えないのでしょうが、私はこの分だとそろそろ「電車の中でセックスするカップル」が出始めるのも時間の問題ではないかと見ています(真面目な話ですよ)。問題はそういうマナーポスターが出るのが明日なのか、1年後なのか、10年後なのか、その程度のことですが。