駅は世相を反映する

夜、プラットフォームの隅に、またお好み焼きの素がぶちまけられていました。そこから数メートルおいて、柱の脇に高校生くらいのように見える女性が地べたにウンコ座りをして、例の頭の悪そうな二つ折りの鏡(プリクラがいっぱい貼ってあるやつ)をのぞき込んでいました。
ここまでなら、今なら当たり前の風景ですが、ちょっと珍しいのはここから。
足元を見ると、何か家庭で使うスリッパのようなもの(スリッポンと呼ばれるタイプのものではない)を履いてるんですね。ごく普通のスリッパですから、外を歩けばボロボロ。普通の感覚なら、屋内なら「間違ってトイレから履いて来ちゃったの?」的なからかいを受けることは必至ですが、たぶんそんなことはどうでも良いのでしょう。
何年か前から、若い女性でも下着を何日も替えなかったり、ずるずるのルーズソックを何か月もはき続ける人もいるようですが、なぜそれでも髪型や顔だけには必死に気を遣うんでしょうね。このアンバランス加減は、ただ「頭が悪いから」だけでは説明がつかないと思われます。
そこで乱暴な結論。これ脳ミソ無い…生物でもなく、ただの障害物と考えてみてはどうでしょう。つまり、プラットフォームの隅にぶちまけられているお好み焼きの素と同じ。ちょっと掃除が大変だけれど。