少し前の週刊アスキーという雑誌に

すごい記事が出ていました。いや、普通に見るとぜんぜんすごくない雑談なのですが、私としては「何じゃこりゃ〜」的な記事です。
だってサルなんだもん」という連載雑談。筆者の方は八重山へ旅行に行かれたようですが、竹富島の宿で妙な部屋に泊められ食事も貧相で、残念だった様子。彼は憤慨して結局は翌日に石垣島に引き上げてしまったとか。
しっかし、書いてあることをよく読むと、それはごく一般的な、私がよく知っている八重山の宿とほとんど同じ部屋の様子と食事。なにも驚くような話ではありません。5〜6千円以上も払って泊まるそこそこのホテルならともかく、離島の安い民宿としては実に普通なのです。
つまりこういうことか。世の中には八重山などの離島の民宿というものを、沖縄本島などのそこそこの料金を払って泊まるホテルなどと同様に考えている人がいるようです。この記事で書かれているように、たまたまその時「どうしたのだろうか?」ということではないと、私は思うのです。
離島の民宿が安いのは、もちろん設備が簡素だからということもあるでしょう。しかし食事の問題など、そういったホテルなどと同様に考えてはいけません。本土で生産される食品は、本土から那覇那覇から石垣、石垣から竹富というように、飛行機や船を使って遠いところを運ばれてくるため、同じ物なら高くなります。同じ値段ならグレードは下がります。時間もかかるので、生鮮食料品はよりコストがかかります。よって保存の利く食品がどうしても多くなります。
私はそんなことは当然だと思っていました。しかし、そういうことを意に介さない人もいるのだなぁということを、この記事を読んで感じたのでした。
こういうお客さんもいるなら、離島で宿を営むのもけっこう大変だなぁ…