対ブラジル戦

見事な負けっぷりでしたね。私は日本が1点先取したときに「また逆転負けかよ〜」と思い二度寝しそうになってしまいました。そして1次リーグ敗退、最下位のオマケ付きです。まぁ1分け2敗では、相応の結果でしょう。
チームとしては最悪でしたが、今回良かったのは、日本人の多くがこの結果を予想していた──日本人はチームへの期待とは別に、かなり冷静に状況を見極めることができた──ことではないでしょうか。ファン(サポーターではない)の目が肥えてきたということは、数十年後の日本サッカーのためにはかなりポジティブな(しかも数値にあらわせない)成果ではないでしょうか。
しかし目先のこと、たとえば次のアジアカップを考えると、こんなことが課題かと思われます。

  • 精神力

今さらいうまでもありません。今朝のように「1点先行した時点で逆転負けが予想される」ようなチームではお話になりません。
金持ち国日本の永遠の課題であるかもしれませんが、春のWBCの結果を見れば解決できない問題ではありません。彼らが明日から帰国するときに、どの面下げて帰ってくるかでだいたい判断ができるでしょう。

  • 適材適所

「日本にはFWがいない」というのは間違いで、要は代表に適した人選をしていなかったし、代表の中でもこれができていなかったことは誰の目にも明らかで、多くのマスコミも指摘しています。

  • マスコミの成長

これはマスコミは指摘しないでしょうが…、日本のマスコミはプロとか最高レベルの試合について評価のツメが甘すぎ、ファンの成長について行けていません。選手のプライベートやスキャンダルなどいらないから、もっと的確な批評を中心にしてもらえないでしょうか。