買い占めと買いだめ

地震の直後から、スーパー、コンビニなどの店頭から「日持ちするもの」中心にバカ売れし、品薄・品切れ状態が続いています。テレビなどでは「買い占めはやめよう」キャンペーンが張られていますが、実際に店に行ってみるとまるで効果がないのがよく分かります。
米、牛乳、卵、電池は相変わらずないのですが、パンだけは戻ってきているようです。野菜や果物、肉・魚は普段通りにあります。
驚くのが、店から出てくる人のかなりの割合が「トイレットペーパーかティッシュペーパー」を持っていることです。いくらガソリンスタンドが混んでいるとはいえ、そんなものが急に不足するはずはないのですが、日本人の悲しい性か、これがオイルショック以降 日本人の遺伝子にしっかり刻み込まれた性質なんでしょうねぇ…。
さてこのキャンペーンですが、「買い占め」と言ってしまうと一人一人はそんなことをやっている自覚はないので効果薄になってしまうでしょう。「買いだめ」と呼ぶべきでしょうね。しかしいずれにしても、買いだめは自然な生活防衛策だし、では買いだめをしなくて自宅から食料がなくなったとしても政府はなんの保証もしてくれないでしょうから、やはり効果はないと思いますが。
それと、計画停電によって店の営業時間が不安定なのも大きな要因だと思います。開店が遅く閉店が早い上、昼に休んでいる日もあるようです。昼間働いている人にとっては普段の平日買い物ができませんので、これも買いだめをしたくなる理由になります。
ちなみに、うちはまだ一度も計画停電しておりませんが…