日経コンピュータの9月20日号の12ページに、マイクロソフトがITセキュリティ問題への対策について「情報システムのセキュリティに特効薬は存在しません。」なる広告を出しています。その中で今話題のWindowsXP Service Pack 2についても触れられています。

ところが、そのすぐ右側のページから「Windows XP SP2に不満が続出」なる記事が3ページにわたり、Windows XP SP2についての「不満」やら「怒り」やら「独占の弊害」等とユーザーの言葉を借りるような形でこき下ろしています。また、左ページの広告に当てつけるかのように「マイナス面を十分に告知していない」との批判も掲載しています(まぁその広告を見れば、確かにその通りです)。

SP2の適用によって既存アプリケーションが動かなくなるなどの問題は、今更日経コンに書かれるまでもなく知られており、まさかこんなモノうっかりインストールする人もいないと思いますが、この広告と記事の絶妙な位置関係に、マイクロソフト関係者は「広告料返せ!」と言いたくなること必至でしょう。これこそ日経メディアの「独占の弊害」でしょうか?