正確に言うと電車の中シリーズではないんですが、ちょっと疑問に思ったことを一つ。
最近はベルとかブザー音だけではなく音楽っぽいものも多くなっていますが、駅の「発車ベル」って何のためにあるんでしょうか?

  • 「ドアが閉まる」ことを知らせるためのもの?
  • それとも「発車ベル」なんだから発車直前を知らせるためのもの?

これはどうでもいいことのようですが、実はこのどちらであるかによって、大きく存在意義が違ってくると思うのです。
前者は現在一番よくあるパターンのように、「ベルが鳴る」→「ドアが閉まりまーす!」→「ドアが閉まる」→「発車」という意味になりますが、これだと駆け込み乗車を誘発してますよね?信号でいえば黄信号*1のようなものです。それなら「発車ベル」でなくて「戸閉めベル」と呼んだ方がいいですね。
そこで、後者のように「発車ベル」だと純粋に解釈して、「ドアが閉まりまーす!」→「ドアが閉まる」→「ベルが鳴る」→「発車」の順序にしてみてはどうでしょうか?ドアを閉めてからベルを鳴らす、つまり赤信号の意味ですね。
これに意味があるかどうか分からないんですが、少なくとも普通に使われているように「ドアを閉める合図としてのベル」では、「駆け込み乗車はおやめください!」と言っているのと矛盾していると思うのです。ドアを閉めてから発車ベルを鳴らせば駆け込み乗車できないし、何と言っても「発車ベル」の名前どおりで丸く収まる。
どうですか?

*1:本来は黄信号は「注意」の意味ですが、現実的には「急げ」の意味ですね。