琉球民謡は琉球民謡っぽく願います。

♪てぃんさぐぬ花や 爪先に染みてぃ
 親ぬゆしぐとぅや 肝に染みり*1

私の好きな4大琉球民謡*2の一つ「てぃんさぐぬ花」の一節です。
ラジオでJIBO&AWAというグループのコンサートの模様を放送していて、その中で「てぃんさぐぬ花」を「ちんさぐの花」としてふつうの日本語(やまとぐち)訳詞で歌っていましたが、ものすごい違和感!「てぃんさぐぬ花」を好きな人が聞いたら悪寒が走ること請け合いです。
そもそも無理があるのか、訳詞が悪いだけなのか、どちらの可能性もありますが、それにしても美しい歌のイメージをわざわざ変えて歌うとは!それはやめて!お願いします!
ところで、私が一番好きなのはここ。

♪天ぬむる星や ゆみばゆまりしが
 親ぬゆしぐとぅや ゆみやならん*3

*1:ホウセンカの花は爪先に染めるものだが、親の言うことは心に染めるものだ。

*2:てぃんさぐぬ花、安里屋ゆんた、だんじゅかりゆし、谷茶前

*3:天の星は数えきれるが、親の言うことは数え切れない。