振り込め詐欺

最近、おれおれ詐欺と呼ばれていた物を振り込め詐欺と呼ぶようになったようですね。
ところで、高校生のグループが振り込め詐欺で、電話帳から適当に高齢者っぽい名前を選んで、この振り込め詐欺で2,500万円を稼いでいたとか。おもしろいのは捕まってからの言い訳で、「タンス預金だから使ってやった方が景気高揚に貢献すると思った」んだそうです。言い訳のセンスはありますが、反省はしていなさそうですね。死刑で良いでしょう。
こういう詐欺は極刑で良いとは思いますが、一方で、これだけ世間で騒がれているのも関わらずまったく被害が減少しないとはどういうことなのでしょうか。身内からトラブルの連絡を受けて、代わりに金を振り込まなくてはいけない、というシチュエーションは、人生でそんなに多くて当たり前なものでしょうか。
「ない袖は振れぬ」と言いますが、今はいくらでも高利貸しから金を借りることができます。したがって被害者は金持ちとは限らないのですが、しかし被害に遭うということは逆に言えば犯人に成功の機会を提供し、次の犯罪へのモチベーションを与えていることになります。これだけ注意を喚起されていてもなお被害に遭うということは、被害者にも相当な責任があると考えて良いのではないでしょうか。