エスカレーターのルール

またまた報道からの話題になってしまうのですが、毎日新聞サイトによれば、名古屋市議会では市営地下鉄のエスカレーターの乗り方について議論されているとのこと。7月頃から右側を追い抜きのために空けるのをやめ、2列で乗るように注意書きが出されているということです。「エスカレーターは立ち止まって使うように作られている」という原則論がその理由の模様。
この手の「いつの間にかできたルール」の善悪はよく分からないのですが、私も実はこのルールにはちょっと違和感を感じます。
というのも、特に「混雑した登りのエスカレーター」ではこのルールが混雑解消の妨げになっているように思われるのです。朝夕の通勤時間でない限り、多くの人がエスカレーターでは立ち止まるのに片側が空いているため、エスカレーターの処理能力が半分になってしまっているのです。
危険なのはエスカレーターが連続している場合で、このような場合混雑すると登り切った後「降り場がなくなってしまう」という恐い状況に遭遇します。
かといって時間帯によってルールを変えるのは難しく、合理的なルールを「これ」と決めるのは難しいですね。
こんなことにまでルールを決めたがる日本人が、几帳面すぎるのでしょうか。
ところで、最近増えてきた「動く歩道」では、逆に立ち止まるのはやめてほしいものです。立ち止まられると非常に時間がかかってしまいます。「歩道」なんだから普通に歩いてもらいたいものです。