持論を裏付ける記事が

共同通信の記事によると、年頃の娘を持つ母親の過半数は、自分の娘に「自分のような結婚生活をしてほしくない」と考えているとのことです。
この結果はあまりにも予想通りで感想は割愛しますが、この記事から読み取れることは

  • やはり結婚を女性の視点でしか語っていない…結婚産業のくせに、結婚は「男女で」するものだということを忘れているのでは?
  • やはり大方の人は結婚の意義をほとんど理解していない…これも予想通りだが、ややおもしろい結果だ

ということです。後者から、なぜこの調査結果が出てくることが自明なのか説明しましょう。
この記事にあげられている、娘の結婚を望む理由とは

  • 子供や家族が持てる
  • 精神的な安らぎの場が得られる
  • 愛情を感じている人と暮らせる

だそうです。
でもよく考えてみてください、これらは結婚とはあまり関係がありませんよ。

  • 結婚しなくても子供は持てますね。「家族」は定義*1上、結婚しなくては持てないかも知れませんが。
  • 精神的な安らぎ…言うまでもなく関係ないですね。
  • 結婚しなくても愛情を感じている人と暮らせますね。

要するに、多くの人は結婚の意義についてよく考えていないか、期待しすぎという姿が見えてきます。そんな状態で結婚するのだから、後で「自分のような結婚生活をしてほしくない」と考えるのは自明であるといえます。

*1:夫婦とその血縁関係にある者を中心として構成される集団(大辞林より)を「家族」の定義とすれば。