犯罪

あびる優がえらい目に遭っていますね。というよりも、今の若者が「万引きなんて悪いとも思っていない」ことを如実に証明してしまいました。万引きだけでなく、痴漢も、(振り込めに代表される)詐欺も、コンビニ強盗も、そして殺人も、たぶん同様で「推して知るべし」なのでしょう。
それにしても面倒な世の中になりました。一般市民が、犯罪に巻き込まれないようビクビクしながら生活しなければならないようになってしまいました。
ネットが一般的になって「知りすぎている」ことも一因だと思います。「振り込め詐欺」にしても「ワン切り」にしても、新たな手口が報道されればたちどころに真似され、あっという間に全国に広がってしまいます。「その知恵を善良なことに生かしていれば…」などと言いますが、知恵者はごく一部であって、他のほとんどは手口を真似ているだけだと思います。
近年頻発している小学校を舞台にした殺人事件もまた同様なのでしょう。ほんの十数年前の常識では小学校で殺人事件が起きることなど考えられませんでしたが、頻繁に報道されるようになれば犯人の心理としても「ああ、そういうのもアリなんだな」となるのでしょう。いつの間にか目新しいことでもなくなってしまいました。
情報があふれかえることにとって、私たちは本来思いつかなくて良いことまで思いつくようになってしまったようです。