フランス語

都知事が、首都大学東京(旧都立大学)の開学時に「フランス語は数を勘定できない言葉だから国際語として失格しているのも、むべなるかなという気がする」という主旨の発言をしたことは衆知です。これに対して大学教員の方などが辞書などの「学習セット」を進呈するという、ちょっと庶民には分かりづらい展開がありました*1
確かにフランス語の数の数え方は特殊ですが、「数を勘定できない」というのは明らかに事実に反します。しかし、その放言にそのまま腹を立てていたのでは、某都知事のセンセーショナリズムの罠にまんまとはまることになります。そこで本来ならばはっきりと抗議したい彼らも、それなりにわかりにくい手段をもって意思表明しているのでしょう。