大物か、はたまた…

建築家、やりましたね。首都圏のマンション20棟、ホテル1棟の構造計算書を偽造し、震度5強程度で倒壊のおそれ、だそうです。
何がすごいって、この人、堂々とカメラの前でインタビューに答えて「自分がやった」と言っていますよ。もちろんそれらの建物に住んでいる人は大変だし、同業者も痛くもない腹を探られるかも知れないし、それにしてはちょっと軽そうですね。
建築家の責任の割合というものがあるかも知れません。それにしてもこれだけの建物の耐震工事費や、またはまったく使い物にならない場合の損害を考えれば、何十億円か、あるいは何百億円からの負債を抱える可能性もあると思うのですが、その辺の覚悟はあるのでしょうか。これだけの負債を抱えてしまったら、ニューヨーク・ヤンキースと62億円/4年の契約を結んだ松井くんほどの収入があってもなかなか払いきれるもんじゃありません。
正直なのはよいことですが、弁護士も介さずそういう決定的な発言をするのは、よほどの大物であるか、あまりに迂闊すぎるかのどちらかだと見られます。