本当の失敗はソニーに譲ること

コニカミノルタのカメラ・フォト*1事業からの撤退が各所で報道されています。私個人にとっては何の思い入れもないメーカーですが、この会社からカメラとフィルムを取ったらいったい何が残るのでしょうか…。コピー機?…あぁそういえばプラネタリウムを作っていたなぁ…。
大手といってもよいのでしょうか、コニカミノルタの撤退は時代の流れを反映しているともいえそうですが、その兆候は高い技術を持っているにもかかわらず「本当に売る気があるのか」といわれてきたαシリーズのマーケティングに象徴されるように、2003年の経営統合後からすぐにでていたような気がします。
ところでコニカミノルタの技術的な資産は、なんとソニーに譲られることになってしまいました。ちょっとこれはもったいない結果になりそうな気がします。CCDも生産しており動画カメラでは一流のソニーですが、静止画カメラの質をも引き上げる結果になるでしょうか。
最近コンパクトデジタルカメラが不振なオリンパスも心配です。

*1:要するにフィルムなど。