「悔しい」2題

WBCで日本が韓国に連敗し、自力での準決勝進出が消えました。とくにイチローさんの悔しがり方が大きく報道されているようですが*1、ただでさえ感情的になりやすい韓国ファンに(結果として)火を付けた張本人だから仕方ないでしょう。
プロということを加味しても、負ければ悔しがるのが当然。そういう相手に連敗なんだから、1点差とはいえ「惜敗」というマスコミの表現ははなはだ不適切です。私はこの言葉大嫌い。
イチローさんの表現については「芝居がかっている」という反応もありますが、悔しがるからこそ「彼は次もがんばってくれるだろう」という期待が持てるのだと思います。
一方、もう閉幕から半月経ったトリノオリンピックでは、JOCの強化本部長の「マナーが悪い選手がいる」「負けているのに楽しみましたとはどういうことだ」という発言が報道されています*2
これももっともで、オリンピックに出場する選手は元来「楽しみに行っている」わけではないはずです。実績をもってオリンピック出場選手に選ばれた以上、結果を出すことが求められるのはあまりにも当然。
結果として楽しめたのはもちろんけっこうですが、ろくな結果も出せないのに感想が「楽しめました」では何をか言わんや。今回のオリンピックで「楽しめました」という資格がある日本の選手は片手で数えても余りあるほどでしょう。
余談ではありますが、今回確かに選手村などでのマナーの悪い選手がいたことが報道されていたことも、気になっています。