変な用語

IT業界では、日々妙な用語が生まれては消えていきます。他の「業界」と同じく、訳の分からない用語を作ってはそれを使うことを一種のファッションであるかのように思いこみ、何となく使われるようになる場合が多いのではないかと思います。
Web 2.0」なんていうのはその典型ではないでしょうか。これは誰かがプレゼンテーションで使った造語が一人歩きしたもので、特に意味はなく、例えIT用語辞典に意味が掲載されたとしてもそれは後付で考え出されたものです。
IT業界とは限りませんが、身近に使われることのある用語で「一気通貫」というのがあります。言うまでもない麻雀用語で、一〜九の同種の数牌が一枚ずつ並んで3つの順子をつくる役のことを言います。早い話がストレートです。
なんか気持ちは分からんではないけれど、そういう俗語が一見立派な雑誌やWebの記事でもっともらしく使われていると、イマイチ説得力に欠けてしまうような気がします。