生涯の障害

なじみのダイビング屋さんでなじみのスタッフが退職するというので顔を出してきました。事情がいろいろであることは理解していますが、師匠の没後このような傾向が続いており寂しい限りです。
それにしても「ダイビングを生涯楽しむ」あるいは「プロダイバーとして生涯働く」ということが現実的にはあまり簡単ではないことが、周囲の環境の変化を見ていると分かります。資格商法の弊害などもあってコストがかかり過ぎることや重労働も要因と思われますが、いろいろ考えると結局は海水面の利用権の問題に行き着かざるを得ません。
これは国が動いてくれないと解決しそうにない問題です。私たちが生きている間に改善されることがあるでしょうか。
それと、相変わらず腰を痛めるダイバーが目に付くのは7年前と何も変わりません。僭越にも私がアドバイスする機会のあるダイバーの方には「腰を痛めないように」を強調しています。腰を痛めると生涯影響するという面では、減圧症よりも身近な問題です。