今年の漢字はどんな感じ?

昨日、年末恒例の「今年の漢字」が発表されました*1今年の漢字は「命」なんだそうです。ひとことで言うと「命の大切さについて考えさせられることの多い年である」ということでしょうか。まったく同感です。さすがに公募というだけあって、「新語・流行語大賞」ほどのこじつけ感がないのがよろしい。
理由にはあまり良いものがないのがミソですが、6位の「殺」じゃなくて良かったですね。まあ上っ面だけでもポジティブにしたいという気持ちは分からないではないです。
ところで驚きなのが、公募の第2位が「悠」だったことです。悠然、悠長の悠ですが、とてもそんな世の中ではない上に、普段ほとんど使わない字ですね。しかも理由を見てみると、適当なのは悠仁親王ご誕生しかないのです*2。いくら国家的な慶事とはいえ一人の人名であるという「一致した理由」で今年の漢字に適切と考える感覚がすごいです。私には無理っぽい…
毒末金戦帰虎災ときて愛命ですか。良くなった字のイメージと必ずしも一致しない世の中であることがガッカリという人も多いのではないかな?