ブロックの質


巷では、最近レゴブロックの質にばらつきが出てきているという噂を聞きます。本当でしょうか?
あるセットの中の、同じパックに入っている同じ形(高さ3の縦長の片台形)、同じ色のブロックです。横から光を当ててよく見てみます。

昔からレゴブロックは、斜めの面には垂直な面と区別しやすいようにざらっとした加工がされています。左右のブロックでは、ざらっと感がかなり違います。右の方が伝統的なタイプです。

さらに拡大すると、左のブロックの斜めの面には表面の加工にムラがあることが分かります。右のブロックはまったく均一です。

さらに裏面から。内側のチューブを支える構造が、右では2つあるのに左では1つしかありません。やはり右が伝統的なタイプです。これは、ブロックを組み合わせた時のはまりぐあいや強度に影響します。
今webに流れている情報によれば、このばらつきは一時的なものだそうですが、こういった形状だけでなく色のばらつきという問題も発生しているようです。
ミクロン単位といわれる昔から変わらないブロックの精度で類似品との差別化を行ってきたレゴブロックの傾向が変わってきたことを表しています。ファンとしては寂しいところです。