「ベストカメラ2007」だそうです

インプレスが「読者が選ぶベストカメラ2007」を発表したというので見てみました*1。1位は巨漢カメラ、EOS-1D MarkIIIでした。
読者が選んだということは、信者票が入りやすいということなのですが、やはり上位に来るのはキヤノンニコンが中心となるわけです。10位までにオリンパスが3つも入るということは、驚きに値するでしょう。大人の事情でこれ以下の順位は出せないのかも知れませんが、ペンタックスやリコーは入ってこないのですね。
で、一番変だと思うのは、上位10位までがすべて一眼レフで占められていることです。
おいおい、という感じです。一眼レフ以外によいカメラはないのでしょうか。説明の記事(あるいは集計方法の説明)によれば「2007年に発売されたデジタルカメラすべてが対象となる」ということだから、コンパクト機でも良いはず。なのに、鈍重な一眼レフ機しかランクインしていない。
「良かろう高かろう」は当たり前の理屈で、そういうことを考慮しなければ価格の高い(かつ、そういう物はたいてい重くて大きい)カメラが上位に入るに決まっています。5位まではすべて実勢価格が6ケタです。そういう意味では6位のE-510は立派ですが、それにしてもどうかと思いますね。しかも一眼レフの場合、レンズのコストはまた別なわけですよ。
いかに「読者」の目が節穴かということが分かります。あぁ情けない。