SX3を買いました

ここ数年、ダイビングのツアーで遠出するときはほとんど必ずノートPCをお供に付けておりました。
なぜかというとその昔C-4040を使っていた頃はスマートメディアで、いくらJPEGといえど最大128MBではお話にならず、かといって割高で遅くて将来性のないメディアに何枚分もコストを払う気にもなれず、となると外部記録装置が必要になるという流れです。最大2GBのコンパクトフラッシュを使えるC-5050になってもこの習慣は続いていて、RAWが標準になったので軽い(重いけど)現像までするようになりました。
しかしこれには大きな問題がありました。あまり大きな字では書けないですが、このノートPCは私物でなく職場のものなんですね。このご時世に職場のノートPCを、しかも私用してなくしたなどということになれば大騒ぎになることは目に見えています。
だからやめたかったのです。
で、いまさら20万円以上もするノートPCを買うのは些かもったいない気がするので、最近流行のネットブックを検討していました。
とにかく安いです。でも性能的には落ちます。しかしよく見てみると、コストダウンの結果同じようでいて実はいろんな機種があるんですね。
私がこだわったのはOSがとにかく無駄に重いVistaでないことと、画面のピクセル数です。
とにかく最近のPCで嘆かわしいのは、画面が妙に横長になっていること。どうやらPCとDVDで映画やテレビ番組を見るという謎のニーズに沿っているようですが、果たしてどれほどの人が、ほとんどのPCリソースをそれらの目的に使うのか。
アホじゃないだろうか。VAIO type Pなんて25:12です。使いにくいことこの上なし。
PCの画面は正方形に近いほど使いやすいというのが私の持論です。たぶんこれは間違っていないですが、最近はSXGAに代表される5:4やXGAの4:3は見かけることが少なくなり、ほとんどが16:9か8:5、あるいはそれに近い比率になっています。ネットブックの場合、多くの機種が1024×600、だったのですが、最近はなぜかさらに縦が狭い1024×576(これで愚直に16:9)という機種が増えています。
これではとても、縦位置の水中写真をよく撮る私の需要には応えられないということで、横長であったとしてもできるだけ解像度の高い機種を探しました。そこで見つけたのが、工人舎のSX3シリーズでした。これはピクセル数が1280×768(5:3)です。
SX3の偉いところは、これ実質的にタブレットPCに近いんですね。だから画面回して縦位置にしても、タッチパネルでわりと苦もなく操作できるんですよ。LightRoomでの画面選択などもラクラク
さすがにパフォーマンス的にはいかがなものかと思いましたが、実際使ってみると期待よりはずっと良いですね(動画を除く)。ただし画像を扱うので、メモリーは2GBに増やしています。