関数電卓

学生のころは理系だったので、授業には電子工学系のものもあり、1年生のときにある授業で主に実験のために関数電卓を用意させられたことがあります。今手元になくて機種名等分からないのですが、確かシャープのELシリーズの何かで、それは市価で7千円くらいしていたような気がします。
当時よく使っていたのは三角関数もありましたが、簡単な統計計算の機能も使っていました。電卓で分散とか求められるのは確かによいのですが、1行表示の関数電卓では自分が何を計算しているのか感覚的に非常に分かりづらく、説明書が手放せないものでした。
それから倍くらい歳をとりました。
電卓ほど陳腐化しきった電子機器もなかなかないだろうと思っていたら、関数電卓はまだどんどん進歩しているのですね。しかもお値段が千円前後から!これは驚きました。キーが立派な普通の電卓の方がずっと高価だったりするわけです。関数電卓は性質上、キー入力のスピードよりも機能自体の使いやすさが求められるのでそういうことになるんでしょうね。
しかも最近の機種は分数やルート記号も「見たまま入力」で、賢いことに計算結果も分数やルート記号の「自然表示」で返してくれます。これは用途によっては非常に便利な機能で、たとえばwebに写真を載せたりするときに分数計算が便利だったりします。
個人的には、分数計算が可能というだけで安価な関数電卓を買うメリットがあると思います。