天気予報が当たらない理由

今年は猛暑と多数の台風の上陸と相まって、盛んに異常気象だなんだと言われています。大きな自然現象の変動に関わる話題の中に地震についての物があります。

今夜もテレビ朝日で、「巨大地震の前兆か!?」などという番組をやっていましたが、これに限らずこのような予想をする番組は、予想が外れたときの責任は誰がどうやってとっているのでしょうか?

これと同じようなことが天気予報にも言えます。
時代がいつになっても天気予報というのはなかなか当たらない物です(そのためか「気象情報」などとぼかして呼ぶことが多いですね)が、公共の電波で予報を発表しているからにはかなり大きな影響があることは分かっているはずです。しかし実際には、予報の確度に関する責任の所在が明確になっていないことが、いつまで経っても天気予報が正確にならない大きな原因なのではないでしょうか?
気象予報士の○○さんは、この1年間の予報が当たった確率が××パーセントだったので今年も続投になりました」とか、「…予報が当たった確率が××パーセントだったので今年は降板し、新しい担当になりました」という話は、トンと聞いたことがないですね。

公共の電波で言うのですから、予報を行う際には

  • 予想は当たったか外れたかを、○か×かではっきり判定できる内容にすること(「晴れ時々曇り、所によって一時雨」などは不可)
  • 当たった場合、外れた場合それぞれの影響を明確にすること
  • 外れた場合の責任の所在を明確にすること

をしてもらいたいものです。それができないなら、公共の電波で無責任な予想など流すべきではないでしょう。