2日間のプロ野球初のストライキが明けましたね。当日の2日間は通常の野球放送ができなかったラジオを中心として、いやというほど このストライキについて議論していました。まぁみんな勝手なことを言っていましたが、なかでも豊田泰光氏は(文化放送かな?)「球場に来ないファンにも問題がある。球場に来ないようなファンに文句を言う権利はない」というようなことをおっしゃっていましたが、本末転倒を地で行く意見といえるでしょう。また、「子供の夢」をかたる人がいますが、まさに夢をつぶしたのはナベツネをはじめとするオーナーさんたちで、ストライキが「子供の夢」を危なくするというのは見当違いでしょう。
ところで、たくさんの番組で一つ覚えのように「ストライキ選手会に賛成か反対か?」なんていうアンケートをとったりしていますが、これってどうなんでしょうね?*1ストライキを応援するとか、不当性を言うならまだ分かりますが、そもそも賛成したり反対たりする意味があるんでしょうか?
たとえば、賛成とか反対とか言っている人たちが、自分たちがもし何らかの理由でストライキをするとき、お客さんから「ストライキは賛成/反対だ!」などと言われたとしたら、そんなの聞く耳もつと思うでしょうか?そんな賛否を聞くくらいならストライキの意味がないわけで、私は「賛成か、反対か」なんて、かなり愚痴な議論だと思うのですが。

*1:多数決の原理から言うと、今現在「選手会に賛同する」=「ストライキに賛成する」ということになります、念のため