CPU、マザーボード、メモリの3点セットをアップグレード後、立ち上がらなくなったPCを正気にするために、ついにWindows XPを購入しました。これでとりあえずPCは立ち上がったのですが、新たな問題が発生。動画編集時のデータ等を格納していた160GBのハードディスクがWindows 2000の時にダイナミックドライブとやらになっていたようで、Windows XPへのアップグレード後は認識されなくなってしまいました。どうやらダイナミックドライブを移行するときはあらかじめベーシックドライブに戻しておかないと認識しなくなるとのこと*1。しかしもはやWindows 2000はhal.dllの異常で立ち上がらなくなり、いろいろいじってみましたが結局お手上げでした。不便なものですな。
手持ちのNorton Ghostならこのディスクのデータをどこかに退避できるのですが、160GBのディスクに110GBも入ったデータをそのままでは移せる所もなく、

  1. Windows 2000を再インストールするか
  2. 会社のWindows 2000マシンにハードディスクをつなぐか
  3. DVD-Rを20枚くらい使って退避するか
  4. パーティションをいじれるソフトを買うか

考えたのですが、コストはかさむが最も手っ取り早く安全な方法である最後の方法を採用しました。
結局システムコマンダー8(JAN:4560138460900)を採用、最悪でも同じドライブの50GBをパーティションに分離してここにバックアップの圧縮を置けばかなり退避できるのではないかと考えました。しかしコイツは私より賢いらしく、インストール・再起動後PC-DOSのような画面でパーティションをマニュアル操作するメニューを選ぶと、パーティションを切り直すまでもなくクリック一発でダイナミックドライブをベーシックドライブに変更することができました。
以下は自己満足のため、パワーアップ前後のHDBENCHによるパフォーマンス比較。

CPUPentium 4 1.7GHzPentium 4 3.2E GHz
マザーボードASUS P4BASUS P4P800 SE
メモリPC133 512MBPC3200 1GB
HDBENCH CPUInteger:39686
Float:66716
Integer:160205
Float:183709
HDBENCH MemoryR:60135
W:22716
R:216985
W:95589
全般に、CPU、バスの高速化によって4倍くらいパフォーマンスが向上しているようです。タスクマネージャを見るとHyper Threadingもきちんと動いているようです。このくらい変動すると、特に動画編集においては体感的にも現実的にも効果のある高速化であると言えます。
しかし、CPUファンの音がますますうるさくなった…。

*1:Windows XPの管理ツールで移行できますが、データは消えてしまいます