ダイビングマスコミは

もっとすごいです。スキューバダイビングについてはダイビングマスコミを信じ込んではいけません。
国内のダイビング業界では最大手のMD誌、2004年8月号360ページからの「今年の夏はダイバーになる」には次のような記事が掲載されています。簡単に言うと「結論から言えば、泳げなくてもダイビングを始めることができる」のだそうです。これを見たとき、私は自分の目を疑いました。
詳しくは別の記事(http://www.pald.jp/column/pupilsq.html)に譲りますが、「始める」の意味にもよるとしても、一般的にはこの「結論」はいろんな意味で間違っています。
この記事を書いた人は、どうやって水中で移動するつもりなんでしょう?終始海底を這いずり回るつもりなんでしょうか?屁理屈で逃げることは可能かも知れませんが、ダイビング業界では「泳げる」の定義はきちんと決まっており、「泳げなくてもダイビングを始めることができる」は、最大手の雑誌に掲載する内容としては、あまりにお粗末です*1

*1:この雑誌は他にも普段からお粗末なところがいっぱいあり、ダイビングについて知るには他の雑誌を読むことをおすすめします。