渦巻きの話

先日スキューバダイビング仲間と(たぶん台風の話をしていたときだと思いますが)、「流し台などで水を流したときにできる渦は北半球と南半球では逆向きになる」という話題になりました。で、私は過去にテレビか何かでそれは迷信だという説を聞いたような気がしたので、「え〜、それ迷信だって聞いたことあるよ!」と確たる自信もなく豪語してしまいました。
その後思い出してwebで調べてみると、やはり迷信のようですね。
つまり、水を流したときにコリオリ力によって渦ができるには、流しで流しただけでは渦が小さすぎて、穴の大きさや傾きのなど他の要素の方がはるかに大きく影響するということです。もちろん、台風のように地球の自転に対して十分に大きいものについては、コリオリ力によって赤道を挟んで渦(回転方向)が逆向きになることはよく知られています。しかし、赤道を一歩またげば流しの渦が逆になるというのは迷信でした。
そんなことには関係なく、台風23号は着々と近づいてきています。