エスカレーターの右側空け

この習慣、もともとは関東から始まっており、関西ではむしろ逆だったという話を聞きますが、今はどうなのでしょうか?しかし、東京では見事にこの習慣は定着しており、もはやエスカレーターに右側に立ち止まったら、通勤時間の駅などでは怒鳴られそうな雰囲気です。
ところがこの習慣、善し悪しです。週末のレジャー施設など、急ぐ人があまりいない状況では、エスカレーターを自分の足で上り下りする人がほとんどいない − つまり右側だけ空いている − エスカレーターの容量の半分しか使っていない状態になっています。
私の知る範囲では、この典型が羽田空港の両ターミナルの出発フロアへのエスカレーターで見られます。さらにひどい状況になると、エスカレーターの段が左側しか使われないため、左側が片減りしている?ようにも見えます。
このように一つの条件では役立つ習慣でも、何処でも彼処でも適用されたのではうまくいかないわけです。エスカレータではそろそろ「どのルールを適用するか」をステップの所にでも表示すると良いのではないでしょうか?
ちなみに「エスカレーターを歩いて昇らないように」という意見もあるようですが、動く「歩道」を歩かないのに近く、あまり現実的ではありません。