opinion

神隠しにみる世相

ここ最近、昨年起きたいわゆる「現代の神隠し殺人事件」の裁判がニュースになっていて、被告側からでる生々しい犯行状況の描写に唖然とさせられることがあります。そして近年の殺人事件にありがちな傾向と同様に、被告自ら死刑を望んでいるとのこと。

Googleが批判されているようです

最近、Googleで「ストリートビュー」なる機能が公開されました。ある時日本の大都市部もその対象になり、これが町中の風景を勝手に撮影していたり、私道に入り込んで撮影したなどの問題で、日本だけでなく他の対象国でも批判の対象になっているようです。

金10個?

さて、北京オリンピックが始まりました。日本選手団は500人を超えるそうですが、日頃の鍛錬の成果を遺憾なく発揮…してほしいのでしょうか? 2年前のトリノオリンピックの時にもさんざん書きましたが、オリンピックは世界最高峰の大会の一つ。ですから結果を…

痴漢でっち上げ、厳罰なるか?

そうそうこのニュース*1、私はとても恐ろしく感じていたのですよ。これだけ「痴漢は犯罪です」と各所で騒ぎ立てられていると、痴漢をでっち上げるなんてその気になれば簡単なことなわけです。世の中にどのくらい痴漢の冤罪があるかなんて、永久に知られるこ…

議論を収束させない方法

ちょっと前にマイバッグ・ブームというのがありました。レジ袋を削減するために、変に豪華なマイバッグを売る代わりに顰蹙を買ったブランドがありましたね。こういうことをやっていては、当然このような動きに疑問を持つ人も増えてこようというものです。 レ…

SCUBAダイビングの3要素

私達にとって興味のある(あるいは、この日記ページの対象であるような)SCUBAダイビングというのはレジャーダイビングなので、私としてはあまりダイビングの上達とかいう概念にはあまり興味ありません。中性浮力とかフィンキックとか、そういう細かいことを…

客がダイビングに金を払う意味とは?

ダイビング屋さんにとって、自分たちやお客さんの安全を確保することはとても重要なテーマだと思っているのですが、客の立場からいうとダイビング屋さんにはその意味をよく理解して頂きたいと思っています。 私たち多くのレジャーダイバーにとっては、ダイビ…

ネーミング・ライツ

ネーミング・ライツつまり命名権という概念は、「あるもの(施設)が突然ぜんぜん違う名前になる」という面でデメリットも多いはずですが、どうしても広告料を得たい被命名側(?)にとっては窮余の策という面もあるのでしょう。 最近これは日本でも珍しくな…

世の中過保護

近頃、妊婦さんマークの話題をよく目にします。マタニティマークともいうそうで、要するに妊婦さんが無言のうちに自己主張をするという、よく分からない目的のために作られているようです。しかし意匠自体の統一が図られていないこともあって、浸透度・認知…

憲法と高校野球の微妙な関係

最近「実は」高校野球の世界では憲章によりスポーツ特待制度が禁止されていたが、数百の学校がそんなの無視していたという実態が明らかになり、ちょっとした騒ぎになっていますね。 この日本学生野球憲章というのは、いわば高校野球の憲法であり、ルールブッ…

やっぱり失言じゃないの?

日本の政治家って本当になんですね〜。 「産む機械」発言が話題になっています。失言だった、いや前後を読めば違う騒ぎすぎだ、と議論が盛んになっています。某都知事のように話題づくりのために「意図的な失言」をする者もあれば、コントロールされていない…

日本魚類学会による言葉狩りについて その3

昨日から突然、「イザリ(ウオ)」「カエルアンコウ」「差別」などの組み合わせでのヒットが爆発的に増えました。昨日がユニークで400件弱、今日も200件以上です。たぶん、YOMIURI ONLINEに記事*1が出たのが直接の原因でしょう。 その1やその2でだいたいの状…

日本魚類学会による言葉狩りについて その2

イザリウオ→「カエルアンコウ」に代表される言葉狩り(日本魚類学会が言うところの「言い換え」)について、12月17日の日記に急いで書きました。事実関係があまり整理できていなかったにもかかわらずかなりヒットしてしまっているので、再度整理したいと思い…

日本魚類学会による言葉狩りについて その1

ある程度潜っているダイバーならもうとっくにご存じかと思いますが、最近一部でイザリウオを「カエルアンコウ」と呼ぼうという話があるようです*1。「イザリ」が差別的だからだと言い張っているそうです。 つまり「ヒメヒラタイザリウオ」は「ヒメヒラタカエ…

やはり自殺は殺人だ。

最近、いじめに自殺で応えたり、パワハラに自殺で抗議したり、あるいは学校の履修偽装で校長が自殺したりと、何かと自殺が流行する気配があります。実に不愉快な風潮だと思います。 以前にも書きましたが、私には自殺に殺人罪が適用されないのが不思議でなり…

本当に頭の悪い政治家たち

やはり、と言うか、核兵器を持つことを議論しようと一生懸命妄言している人がいるようです。言論の自由をはき違える病的な頭の悪さだと思います。国に携わる立場からは即刻クビにしてほしいものです。 こういう人たちは、国益というものをいったい何だと思っ…

「美しいジャイアン」という話があったが…

正日ちゃんの火遊びにかこつけて、「ならばうちも核兵器を」と言い出す者が必ず出てくると思いますが、韓国ではさっそく核武装賛成派が4割とな。いかにも負け嫌いな国民性…という感じです。 そういう選択は人類としてもっとも愚かな部類だと思われますが、も…

やっぱり英語必修化は不要

報道によると新しい文部科学相は、最近議論されている小学校での英語教育必修化について、不要との認識を示しました*1。まったく正しいと思います。 4月の日記でも同じようなことを書いたのになぜ今同じことを書くかというと、この8月以降、明らかに日本人で…

おぢちゃまからのお願い

おぢちゃまはね、もう歳も歳だから、あんまり愚痴ばかりこぼしてちゃいけないと思うのよ。とくに、若い人のことなんかをね、「今の若い人は…」なんて言っちゃいけない。そうやって気をつけるようにしてるのよ。でも今日の話は、別に若い人に限らないわけ。 …

少子化の本当の理由?

ニュースJAPANでは少子化の特集をしており、その原因の一つとして(団塊ジュニアと呼ばれる世代の)女性の男性に対する高年収志向が相変わらず変化しておらず、時代にミスマッチであることが挙げられていました。「アンケート調査対象の中では*1」大半の女性…

愛国心から始まる

「愛国心」といえば私にとっては長らく「出る単」の最初にある単語でしたが、最近、教育基本法の問題にあやかって愛国心の評価などという話題が出てきています。 個人的には、路上へのたばこの吸い殻投げ捨ての酷さなどを見ると、日本人はあまりにも国という…

年齢を隠すんですか?すごいですね

検察で働く公務員が就任会見で年齢の公表を拒んだという話*1。たまたま女性だったかららしいです。 確かに「女性に年齢を尋ねるのは失礼」というルールを採用している人は日本だけでなく世界的にもいるようです。私は無視しますが。 しかし当たり前のことで…

小学校での英語教育必修化はナンセンス?

先月末に教育審議会の部会が、小学5年生からの週1時間程度の必修化を低減することにしたそうです。現在すでに公立の6年生では、月に1〜2回程度は英語関係の活動をしている、という現実をふまえてのことのようでした。 これに、某都知事が噛みつきました*1。…

負け犬論理の記事はやめておくれ

そろそろ出始めた「負け犬」の言い訳*1。日本チーム的には「大成功」だったアテネの時に、どれほどこういう記事が出たでしょうか。今回日本が5個以上のメダルを取っていたら、どれほどこういう記事が出たでしょうか。 今回こういう記事が(たぶんこれからも…

愕然とする解説の質の違い

先日、メダルを「うんこ」と称するコラムを掲載したnikkansports.comですが、ついに日本チームの「負け」を認める辛口の記事*1が掲載されました。そして、ついにと言うか当然ですが、やっと精神面にも言及しています。その他にもいろいろと外部的な原因に触…

駄文にもの申す−メダルは「うんこ」ではない

nikkansports.comでの2月15日更新の後藤新弥さんのコラム*1で、おもしろいことが書かれています。 『トリノは「惨敗」じゃない』『メダルなんて「うんこ」に過ぎない』だそうな。でもこの敗者の言い訳にしか聞こえないコラムは大きく3つのポイントで間違って…

モバイルSuica

が昨日からスタートし、東京近郊のJRの各主要駅でキャンペーンが張られているようです。 やっとつい最近になってSuicaを使い始めた私にとっては、しかし、モバイルSuicaは不便なシステムに映ります。この複雑なシステムを、一般の人々がどれだけ正しく理解で…

小笠原諸島が世界自然遺産に?

環境省が小笠原諸島の世界自然遺産への推薦に向けて動きだしたそうです*1。 世界遺産となるとなんだかとても守られそうな気がしますが、何の事はない守るのは我々自身です。自然以外のものを含め、日本でも13件がすでに世界遺産として登録されていますが、自…

やっぱりありました

2日前の日記で女性専用車について「否定的な意見をまじめに書いているところがほとんど見あたらない」と書いていましたが、よーく探したらありました。まだまだ少数派だから見つけにくいだけなんですね。 時間があるときにそういった皆さんの意見をよく読ん…

この日記が

今日は「女性専用車」で検索されていました。 あからさまに違憲な差別なのに、否定的な意見をまじめに書いているところがほとんど見あたらないのに驚いてしまいます。それほどまでに男性差別が根深いことを実感します。