痴漢でっち上げ、厳罰なるか?

そうそうこのニュース*1、私はとても恐ろしく感じていたのですよ。これだけ「痴漢は犯罪です」と各所で騒ぎ立てられていると、痴漢をでっち上げるなんてその気になれば簡単なことなわけです。世の中にどのくらい痴漢の冤罪があるかなんて、永久に知られることはないでしょう。「痴漢でない人間が、世の中に痴漢が存在することの責を負うのはおかしい」という、ごく当たり前のことが通用しなくなっている世の中です。何のことを言っているか、もう書きたくもないのですが…。
痴漢の被害者のほとんどが女性である(だからといって私は痴女の存在を言い続けることをやめませんが)ことを考えれば、痴漢は女性の敵という表現はかなり正しいと思いますが、であれば痴漢でっち上げは男性の敵ということになります。
繰り返しますが、簡単にできて被害者の人生に破壊的なダメージを与えられるのが痴漢でっち上げの恐ろしいところであり、普通に考えれば(多くの場合、刑事的には懲役数か月の実刑になる)痴漢の犯人よりもかなり重罪であるべきでしょう。
ちなみに今回の犯人の一人は「涙を流して謝罪した」と書かれていますが、犯行の際にも「泣き崩れる演技まで見せた」とのこと*2ですから、それを見て本当に反省したと判断することはできないでしょう。

*1:時事ドットコムの記事『「彼いなくなるの怖かった」=痴漢でっちあげの女、涙で謝罪−大阪地裁』http://www.jiji.com/jc/zc?k=200807/2008072300077

*2:アメーバニュースより「痴漢でっちあげ 示談金迫った男が逮捕に呆れる」http://news.ameba.jp/weblog/2008/03/11947.html