やっぱり失言じゃないの?

日本の政治家って本当になんですね〜。
産む機械」発言が話題になっています。失言だった、いや前後を読めば違う騒ぎすぎだ、と議論が盛んになっています。某都知事のように話題づくりのために「意図的な失言」をする者もあれば、コントロールされていない「ただの失言」をする者もあります。この件は「たぶん」後者なんでしょうね。
「たぶん」というのは、「産む機械」という発言には主語がついていなかったという点でまた微妙さを残しているわけです。主語がなければ広く解釈すれば(産む機械に対して男性は)「種付け機械」といっているのと同じですから、必ずしも女性軽視ともいえないわけです。ここまでなら失言ではないといえなくもない。
しかし、本人はその点を釈明しませんでした。本人がいかにも失言してしまったという態度だから「たぶん」「ただの失言」だと推測されるのです。これでは女性軽視と「解釈」されても仕方ないでしょう。
そしてこの発言を受けて別の野党議員の言う、「出産に関しては私も苦労してきたが、男性だから何も分かっていないのでは」とは。それこそ男性が外でする苦労を分かっていない発言で「男性だから」では文字通り男性軽視です。非難する側が同じミスを犯すという、さすがは日本の政治家。
ところで、いまだに「女性が子供を産む」と考えている人はどのくらいいるんでしょうね。社会的に言えば、子供は夫婦で産むものであるはずなのですが。だからこそ結婚と出産は結び付けられているのであって、そうでなければ女性はいつどの男性の子を産んでも良いわけで、子供産むのに結婚する必要なんてないんですから。まぁそういう人もいるようですが、それは社会一般からは逸脱しているといえるでしょう。
この点で、合計特殊出生率の考え方はおかしいですね。