金10個?

さて、北京オリンピックが始まりました。日本選手団は500人を超えるそうですが、日頃の鍛錬の成果を遺憾なく発揮…してほしいのでしょうか?
2年前のトリノオリンピックの時にもさんざん書きましたが、オリンピックは世界最高峰の大会の一つ。ですから結果を求めて出場するのは当然だと思います。日頃の鍛錬の成果を発揮するだけなら、他のところでも十分。オリンピックは自己記録を更新するための場ではありません。
ですから金メダルをいくつ取るか、という点も毎回注目されます。アテネオリンピックでは16個*1でした。今回も日本は金メダル2ケタ、などという景気のよい予想がちらほら見られましたよ。今回も16個なんていう予想もあります。そうなればうれしいと思いますが、まだ始まったばかりの北京オリンピック、さっそく日本選手特有の勝負弱さが見え始めていますので、それはないと思います。この雰囲気だと、5個もとれれば大したものでしょう。
必死にやってその結果ならそれも結構。でも、期待した結果にも達しないのに「楽しめた」なんていう人がいると、本当にガッカリしますね。命がけでやってるのに、出場できなかった選手もたくさんいるでしょう。恥ずかしいし失礼です。そんなこと言うなら、最初から他の必死な人を出してあげて。
私はオリンピックでの日本選手団は、もっと人数を絞って質を上げるべきではないかと思います。せっかく税金を使うなら、そういう必死な人だけのためにより多くの税金を使って欲しい。

*1:アテネでは、16個のうち半数は柔道によるもの。