リタ騒ぎ

アメリカに来ているハリケーン リタで思うところがいくつかありました。
まず、アメリカには公共の交通機関と呼べるものがほとんどないのか、と言うこと。飛行機では運べる人数は少ないし庶民には高すぎます。避難するにも車がないとどうしようもないし、どうしようもないから逆に車を捨てることもできない。そしてあの渋滞ですね。日本よりずっと道が広いのに、あんなに渋滞するわけです。
そして災害に対する市民の認識の違い。アメリカは広くて逃げ場がたくさんあるためでしょうか、自然災害に対してずいぶん大らかというか、緊張感がないように見えます。この辺はやはり、狭い土地でいつも災害に脅かされている日本人とはかなり違うようです。
最後にブッシュの才能。カトリーナの時は人種差別説も出ましたが、それはちょっと違うと思います。あの地域はブッシュの地元であり、また利益の元になっている石油精製基地の集中しているか所でもあり、対応に失敗すればいちばん困るのはブッシュであることは明白です。でも失敗しました。それがすべてを表しています。