駐車違反が…

駐車違反取り締まりの民間業者委託が始まりました。良くも悪くも画期的な制度ではあります。
都心部の主要道路からはほとんどの駐車違反が消えました。これはたぶん、どの道路も車線が一つ増えたと同じくらいの効果があるでしょう。結果としては渋滞解消が望まれますが、莫大な経済効果があるのではないかと思います。
残念ながら問題点も数多くあります。まずは取り締まりの業者指定が、警察の天下り先が優遇されている「らしい」ということ。倍増といわれる取り締まりの増加で生まれる莫大な利権とともに、この問題はしばらく経って効果より問題点を探す向きが多くなると浮かび上がってくるでしょう。
運送業者の中で郵政公社の集配車だけが取り締まり対象から免除されているのはなぜでしょう。これは民間の業者は黙っていないでしょうね。
同時に生まれた、車の所有者に対する「放置違反金」の不可解な制度。運転者が「反則金」を払わなくても、代わりに所有者が同額の「放置違反金」を支払えばよいということです。でも「所有者免許」はないから、運転者が「放置違反金」を払えば違反点数は引かれません。あれっ?ということになります。