函館での事件にて

38歳のタレントの淫行事件により、欽ちゃん球団として有名な「茨城ゴールデンゴールズ」の解散が取りざたされています。実際には萩本さんが勢いで話したことのようですが、その通りになるとすれば、数少ない「稲敷の花」が非常につまらないことで散ることになり、残念でなりません。
「メンバーが問題を起こしたからチーム解散」という話だけを聞けば、中学生くらいまでなら考えられる幼稚な連帯責任論に思え、その意味でも残念です。大人なのだから、問題を起こした当事者の責任であるべきです。
もとより萩本さんが責められるような話ではありません。というよりも、彼としては精一杯の、コメディアンの大先輩としての責任の取り方だと考えたのでしょう。日本の政治家とは対極的な、子供でも理解できるような分かりやすい言葉で簡潔に話す姿には、好感さえ覚えます。
その言葉から、彼がいかに悩んでいるかが伝わってこようというものです。事件を起こした人はこのようなことが初めてではないようですから社会的責任は免れようもないですが、その影響の大きさまでは予想していなかったでしょう。