ランク付け その2

では自分が撮った水中写真を実際にランク付けするとしたら、どんな感じにすれば便利でしょうか?5段階でいくと…
5.記名で世の中に出す予定、あるいは出してしまった。1か所でしか使わない。
4.5以外であるが5の候補。たまには自分のwebに掲載するかも知れない。
3.主に自分のwebに掲載するためにおいておく。
2.面白くはないが何かを見た記録としておいておく。たまには自分のwebに掲載するかも知れない。
1.捨て。
下記の理由もあって、必ずしも5がもっとも良い写真で、以下だんだんレベルが下がるというわけではありません。そのデータを何でおいておくのかという理由も大事です。例えば雑誌に出た写真は5、店にあげた写真は4、でも「しんのすけ写真館」に載せる写真は5、自分のログのページは2〜4という感じでしょう。
ところで、某所で「水中写真の進歩とは何か」という議論に参加しましたが、どうも話がよく見えてきませんでした。問題は(特に水中において)「良い写真とは何か」がきちんと定義されていないからどうしても話がかみ合わないのです。
私にとっての良い写真とは「自分が見て面白いと思うかどうか」あるいは「他人様が見て面白いと感じられると思うかどうか」なのですが、世間では「メッセージ性」とか「個性」とか「芸術性」とか、地上写真の概念が大きく導入されてしまうようです*1
いつも言っているのですが、地上写真と水中写真はまったく別のものだと思っています。撮られる環境も被写体もまったく異質だし、そもそも限られた人しか見ることのできない世界です。地上写真のような「(客観的に見て)良い写真」などという概念を、水中写真に持ち込むこと自体に無理があると思うのですが…。

*1:では水中写真において面白いことの要素は何かというと、そこまでは整理できていません。