Lightroomは水中写真向きか?

先日書いた水中デジタル写真の整理の件にちなんで、Adobe Lightroomを試用版の状態でインストールしてみました。
速いPCという前提なら動きは快適。本来はSILKYPIXと同様にRAWの現像を主眼に置いているのですが、両者ともJPEGも扱えることになっています。そしてLightroomにおいて有利な点は、何よりレーティングがこれよりやりやすい環境が今のところ他にないということです。
そこで突然ですが、下の画像をじーと見てください。これは先日の座間味で撮った水中写真の一つのハイライト部分を拡大(等倍ですが)したものです。元フォーマットはJPEGです。

そして次の画像を見てください。まったく同じ写真をLightroomのライブラリとして読み込んだところです。

おいおい何じゃコリャ?この存在しないはずの輪っかは何かと。中間色のグラデーションの途中にだけこういう模様が出るのはとても不自然です。
とてもじゃないがJPEGのブロックノイズというレベルで片づけられる問題じゃないのです。そしてこれはライブラリで表示する時だけの問題ではなくて、そのまま書き出したり「現像」したりしても「元からあったもの」として処理されてしまうようで、読み込み後の何らかの自動的な処理でできたものとは思えません。ヒストグラムでもシアンで変な山ができてしまっています。同様に太陽を入れたJPEG写真では9割方この現象が起こっています。RAWではまったく発生しません。
思うに、LightroomJPEGの読み込み処理に問題を抱えているようです。というのも、同じAdobePhotoshopではまったくこのような問題は起きないわけで、カメラ固有の問題ということも考えられません。LightroomはシリーズでこそPhotoshopの一員ですが出自は他のメーカーなので、前身のソフトからこのような問題があったのかもしれません。
まあ、主たる使用目的はレーティング等なのでJPEGの扱いがおかしいからといってあまり困らないのですが、それにしてもLightroomのこの問題で困っている人は他にいないんでしょうか…。