ベースギターについて、やっと気づいたこと

普通の6弦ギターは、何も押さえずにポロリンとならすと「ミラレソシミ〜♪」なんていう何とも意味ありげな音が鳴りますね。高校生の頃ちょっとだけギターを習った時はなぜこういう音階になっているんだろう、これだとコードが押さえやすいんだろうかなどと適当に考えていました。
今ようやく4弦ベースはこのうちの高い2弦を取って1オクターブ下げたものだということを知りました。こうなると、音楽理論をきちんと勉強したことがない私でも、ミラレソの4弦すべてが等間隔(完全四度)で並んでいることに気づきます。6弦ギターだと3弦と2弦の間が変則的*1なので、私には4弦ベースはより合理的なものに思えます。
とある曲のコード進行を見てベース音だけポロリン、ポロリンと鳴らしてみて、すぐに「あ、なるほどね!」と気づきました。この並びだとたぶんI-IV-V-Iのような典型的なコード進行について行きやすい。フレット間の広いベースでは、これは重要ですね。
一方6弦ギターではコードを同時に押さえるのが基本なので、ちょっと話は違ってくるでしょう、たぶん。Fが大変とか有名な話があるけれど、どうしてそういう並びがいいのかは別の事情になりそうです。昔習った6弦ギターではFは1〜4弦だけをひっかいていたと思いますが、それだけでも精一杯でした。
もちろん弦のチューニングがどうしてそうなっているかなど、考えも及びませんでした。

*1:完全に憶測だけれど、このことがギターでコードを覚えることをより難しくしてるんじゃないか…という気もする。