ダイビングフェスティバル

中村さんの公演中、ここだけ人だかり

今日は午後には牛久に行っておりましたが、その前のお昼頃に、東京ビッグサイトで開催されているダイビングフェスティバルをチラ見してきました。例年1〜2月に開催されているイベントですが、不人気がさすがに堪えたのか今回はこの時期の開催です。
でも私が見た限りスペース効率とか満場感が特に改善したというわけではなく、縮小傾向に変わりはないようです(隣のPIEとは大違いよ…)。昨年の場合、一般27,000名、業界関係者3,700名程度の入場者数が発表されていますが、あの程度の満場感では実数は半分から3分の1程度と思われます。
そんな中で気になったのは二つ。
一つはガイドさん達の写真展です。Diving World誌によく掲載されるタイプの水中写真で、ガイドさん達が真剣にとる水中写真はさすがに印象に残る物が多いです。これを見るためだけにダイビングフェスティバルに行く価値はあるでしょう(というよりそれ以外に何も…)。
もう一つはSea&SeaがキヤノンPowerShot G9用に出しているハウジングMDX-G9を見られました。しかも(事実上の専用)ワイコンをオプションとして出していますので一応注目です。
さんざん書いてきたように、PowerShot G7/G9はカメラ自体は優れていると思うのですが、ズーム操作時のレンズの動きからハウジングが作りにくく、水中向きではありません…でした。が、専用とはいえワイコンがあるなら別です。というわけでINONのワイコンと比較。
すると、スペック上MDX-G9でワイコン使用時の画角は75°、対してINONのUWL-100は100.5°*1、ドームレンズ使用時は131.6°ですからワイコンとしてはかなり物足りなく、ちょっと私が使う水中カメラの置き換えにはなりそうにありません。
たぶんそうなってしまう理由はワイコンの性能ではなく、ハウジングを作りにくいのと同じでワイドに引くとレンズがワイコンから離れてしまうからだと思います。これはカメラの仕組み自体の問題なので、ハウジングをどう作ったからと言って解決する問題ではありません*2
唯一このカメラを水中ワイドで満足に使う方法があるとすれば、「ズームは絶対に使わない、ポートの小さいワイド専用ハウジング」をカスタムで作ることだと思います。が、それなら最初から一眼レフの方がよいです。カメラが良いだけに、残念ですね。

*1:C-3030で使用時。C-5050でもほとんど同じだと思われる。

*2:と書きましたが、3月26日の日記に追加情報があります。