「SCUBA」の発音

「SCUBA」がもともと一つの単語ではなく、英語のある語句の頭文字をとったものであることは、今さらここで説明しなくてもダイバーの皆さんならご存じだと思います。
ですからSCUBAは「scuba」でも「スクーバ」でも「スキューバ」でもなく「SCUBA」と書くべきです。しかし日本人としてどうしても発音が気になるのか、カナで表記したい人がおられるようで、その場合「スクーバ」か「スキューバ」かで迷われる方がいることが検索パターンから見えてきます。
もともと英語なので、カナでどちらで発音・表記するかなどと言うことは、実はどうでもいい問題です。「NHK」は元は日本語の頭文字ですが、これを「エヌエチケイ」と読むか「エヌエイチケイ」と読むかで悩んでも仕方ないのと同じです。しかも上記のような理由から、検索時などに混乱の生じるカタカナ表記は極力避けるのがよいでしょう。
ちなみに歴史的にはカナ書きは「スキューバ」が主流でした*1が、最大の指導団体PADIが「スクーバ」を採用していた影響もあってか、PADI、NAUI、SSI(いずれも国内での活動として)のような主要な指導団体の間では、最近「スクーバ」が主流になっているようです。CMAS=JEFFでは「スクーバー」を採用しているようです。

*1:「Cuba」を「キューバ」と発音するのだから、「SCUBA」は「スキューバ」となるのが「日本人的には」自然。