過去最高の収益、とは言っても…
オリンパスが2007年度の連結決算で、過去最高益を記録したことがニュースになっていました*1。デジタルカメラの売上高もかなり貢献しているようです。
好調なのはオリンパスだけではなく、ニコンなども同様です。しかし今なお水中写真に興味を持つメーカーとして、ずっとオリンパスに注目しているのですが、以前から書いているとおり、この傾向にも一抹の不安があります。
残念ながら最近のオリンパスが、そんなにびっくりするほどいい製品をたくさん作っているという印象はありません。むしろ似たような製品を矢継ぎ早に出してくるという印象があります。これは店頭を自社製品の展示で埋めておくというマーケティング戦略上は正解だったということになりますし、大手でないメーカーがシェアを確保するためにも仕方がないのかもしれません。が、見方によっては「技術よりもマーケティングのメーカーになってしまった」と見えなくもありません。
何だかここ数年の、SO社の没落の過程にも似ているような気がしてならないのです。
もちろん個人的には、水中写真に現在最大の理解のあるメーカーとして、そうでないことを願っているのですが…。
