弱点を解消

ハウジング内部

アクアパッツァのAPSO-NEX5は光Dケーブルでの外付けフラッシュ2灯発光に対応しています。これは今まで使ってきたオリンパスC-5050用のハウジングと同じ。
中身であるソニーNEX-5のフラッシュは本体に外付けのものが付属されていて、上側にパカッと開いてONになるパカパカフラッシュになります。開いた状態でしかフラッシュが光らないのはよいのですが、開くと発光禁止を設定できないというソニーらしい面倒(余計なお世話)な仕様です。これでは水中でフラッシュを使わない撮影をするのが大変なので、各社のハウジングはハウジング側からパカパカフラッシュを操作できる仕組みになっています。
この面倒さを解消する仕様が逆に災いしているのか、どうしてもフラッシュの発光部分の下に空間ができてしまうため、ハウジング内にフラッシュの光が回り込み、ドームポートまで届いてしまいます。このままではフィッシュアイでの撮影ができないはずですが、説明書等にも何も書かれていません。これって仕様?みなさんどうやって回避するのでしょうか…?
まぁお店に聞いてもいいのですが、とりあえず自分でできることとして二つの対策をやってみます。
ひとつはフラッシュ側での減光。要はコンパクト機ユーザーにはINONの「クリアフォトシステム」に近いことをしたいのですが、ちょうどいいフィルムがないので耐熱アルミテープを用意して小さな穴を開け、フラッシュの上に貼り付けて(【注意】*1)光が光Dケーブルの付近だけに届くようにしてみました。
それだけではまだ少し光が回り込むので、写真のようにハウジング内側のNEX-5のフラッシュ可動部の周りに黒いスエードのシートを貼り付けてみました。これが効果覿面で、この二つの対策でほぼドームポート内側への反射は防げます。
だからハウジングは黒がいいのに…

*1:フラッシュの発光部の表面はかなり熱を持ち、不用意に物を貼ると変色したり焦げ付く恐れがあるので、からなず耐熱性のある物を貼ること