PC筐体の話

久しぶりにPCネタです。
自宅PCのスチール製の筐体はATX用ミドルタワーですが、これは当初Intel Pentium 90MHzなどという懐かしいCPUを載せた自作PCの歴史そのもので、たぶん13〜14年前から使用しています。
PC用のパーツでこれだけの年数使用できているものはなかなかないのですが、その中身は電源ユニット内蔵以外に設置できるファンが前面に8cm×1のみ(それも後付)、ということで現状のCPUであるAMD Phenom II X4 970 BEではさすがに発熱に耐えられなくなりました。
以前の905eでも970 BEでも、リテールCPUに付いているのは7cmファンです。905eはかなり静音ですが970 BEは7cmファンの限界を感じさせる爆音ファンでとても実用に耐えません。そこで(選択肢が少ない中で)いくつかの7cmファンを試してみましたが、そもそもケース内の温度が高すぎていくらCPUファンを替えてもあまり意味がない事に気づきました。ピーク時のCPUは70℃以上、ケース内も50℃以上に達してしまっています。これでは夏にはどうなってしまうんでしょう?
そこで長年使用した筐体をあきらめ、ついに一回り大きなATXミドルタワーのCOOLER MASTER HAF 912 Advancedを購入しました。いままでより高さ、奥行きが5cmくらい大きくなるのですが、エアフローを重視した筐体で20cmファン×2、12cmファン×1に加え増設も可能という、私に言わせれば凄い筐体です。
これでピーク時でもケース内温度が30℃台前半、CPUも40℃台後半くらいと格段に落ち着いています。ちなみにCPUのクーラーはリテールのままでファンのみ(他の古いファンから取った)少し遅いものに替えています。
副次的に、古い筐体では電源ユニットがCPUの向かい側に縦付けでCPUクーラーの高さが70mmくらいに制限されていたところ、新筐体では175mmとなりました。良いクーラーを付ければもう少し静音化が望めるのかも知れません。