その風景にショック

朝5時頃、三池港に入港。あれ、降りる人は意外に多いんですねーと思ったら…。しばらく宿の車で走っていくと、なぜか白い枯れ木の山。そう、そこは「高濃度地区」であり、木はみんな火山ガスの影響で枯れているんですねー。
「高濃度地区」は2か所ありますが、どちらも同じような状況。ここにはやはり人は住めないようで、廃屋が目立ちます。そして宿のそばの学校の校庭、なんと家電などの廃棄物で一面埋まっています。この光景の方が、ショックだったでしょうか。
朝食をとって一休みし、3本それぞれビーチダイビングを別々のビーチで行いました。大久保浜、ここは幅の広いビーチでなかなか居心地はよいです。釜の尻は伊豆大島の野田浜に雰囲気が似ていますが、こちらはちょっと狭め。伊ヶ谷は港の中ですが小物がおもしろそうで、私もちょっと珍しいハゼを見つけていました。
全体に海はやはり雨などで流れ込んだと思われる火山灰がつもっており、一部は粘土化していて大変やっかいな状態になっていました。したがって本来はもっと魚がいたのだろうと思われるのですが、その本領には及ばない環境でした。海の中の環境も、地上も復興にはかなり時間がかかりそうな雰囲気です。
で、今夜もビールやら八丈の酒やらを飲みながらみんなでワイワイやって夜は更けていきます。商店には酒もお土産品も、近所の八丈島神津島、大島などのものになります。三宅島の物産はもうしばらく経ってからということになるのでしょうね。