アノ人がお亡くなりに

建築家の黒川さん、亡くなったとのことです。え、ずいぶんあっさり亡くなりましたね。だって、ついこの間まで都知事だの参議院議員だのに立候補していたわけですから…。
以前この日記でも書きましたが、師匠の丹下さんと並んで、日本の建築に良くも悪くも(個人的には悪い方が多いと思うが)影響を与えた人です。
また、この方の晩節の汚し方は見事でした。建築家として(いちおう)世界的な権威だったのに、そういう建築家として終わればまだ良かったのに、なぜ晩節になって、何を勘違いして政治家を夢見て訳の分からない15の公約やら意味不明な絶叫演説を打ったりしたのでしょうか。
とうてい理解できませんが、それが「奇才」の奇才たる所以なのかも知れません。私は奇才ににはなれないな。