PNGから戻って…

今回のGWは個人的には12連休、マダンから家に戻ってもまだ4日も休みがあるというのは大変ありがたいです。
マダンのような、いろんな意味でおおらかな海で潜るような人は、細かい魚の種類なんかどうでも良くなってくるのかもしれません。イナズマヤッコなんか見向きもされません。バラクーダがグレートなのかブラックフィンなのかなんてどうでも良さそうだし、おばちゃんたちが屋台でキハダマグロとかマーリンといって売っているものも本当にそうなのか怪しい。こちらの人にとって、魚はうまければいいのでしょう。
ところで2度マダンに行っても解けなかったナゾがありました。それがたまに見かけるハナダイなんですね。
前回から、ここに来て初めて見るハナダイのひとつがたぶんレッドチークトフェアリーバスレットであることはすぐわかりました。目の線もはっきりしていてとても分かりやすい。と思ったのです。
ところがマダンで話を聞くと、どうやらメラネシアンアンティアスというハナダイがいるらしいではないですか。どういう色のハナダイなのか話を聞いて潜っても、どれがそれに該当するのかどうもよく分かりませんでした。である日、それに当たるかどうか分からないけれど、どうも自分の中で種類がよく分からなかったハナダイに着目して写真に撮ってみたのです。
戻ってからよ〜く調べてみると、実はレッドチークトフェアリーバスレット=メラネシアンアンティアス(Pseudanthias huchtii)だったんですね。人によって呼び方が違うために、私はすっかり別の種類のハナダイだと思っていたのですが、どうやら同じものを指していたようです。
では自分が撮った別のハナダイは何だったのかというと、いちばん近そうなのは何とキンギョハナダイ♂ではないか!南の島にいるキンギョハナダイってこんな感じなのか…と今さら感心。この期に及んでキンギョハナダイに惑わされるとは…